2022/12/24

営業効率を上げ最終的には企業収益を向上させる目的で導入されることの多いSFAですが、ツールを使えばそれで成功というわけではありません。導入後のメリットを生むためにはいくつかのポイントがありますので、見ていきましょう。まず、気を付けたい点になりますが、管理者と現場スタッフの意識のずれを生まない工夫をすることが肝心です。SFAツールを導入する時というのは、管理部門やシステム部門のトップが担当し進めていくことが多いかと思います。
その際、導入を決定した人達は目的や目標が分かっていても、現場のスタッフまではそれが降りてこないことが多いのです。そうなると、現場の社員はなぜやるのか分からない、あるいは面倒だと感じてしまうこともあります。それを防ぐには、現場スタッフへのヒアリングを重ねながら、目的意識を共有していくことが大切になります。それに付随して、実際に入力をおこなうスタッフにとって使い勝手の良いSFAシステムかどうか、検討が必要でしょう。
情報の見える化や共有に優れたツールでも、操作が難しかったり項目が多ければ担当者の負担になりかねません。次に、自社の営業活動にデータを十分生かせるかを検討することが大切です。確かにSFAツールを使えばさまざまな情報が入力でき、データベースとしては多くの量を残せます。しかしながら、せっかくの情報を十分に活用できないまま終わっている企業も少なくありません。
そうならないためには、課題は何かを明確にしておくことが必要です。導入前にはチーム内で再び目的と課題を洗い出し、はっきりさせたうえで意識を共有するようにしましょう。