2022/12/24

インサイドセールスとテレアポは業務内容が似ているため混同されがちですが、これらは目的が大きく異なります。テレアポはアポイントを獲得することが目的ですが、インサイドセールスは見込み顧客の育成するのが主な目的です。最終的な目標はテレアポと同じくアポイントを取ることではありますが、あくまでも育成して見込み率が高まった顧客を営業部に引き渡すことを目的としています。そのため、質より量が重視されるテレアポとは異なり、営業の質が求められます。
また、複数の顧客の状態を知ることで、営業やマーケティングにつながる情報を得るという役割もあります。このようにインサイドセールスとテレアポでは目的に大きな違いがあるため、成果指標も変わってきます。テレアポではアポイントの獲得数や獲得率が成果指標として使われますが、インサイドセールスでは営業の質が重視されるため、分かりやすい数値で評価されることはありません。どのような指標を使うのかは目的によっても異なりますが、顧客ニーズや顧客情報を引き出せたか、魅力的な解決策を提示できたかといった細かな指標で成果を評価していくことになります。
また、両者には時間軸にも違いがあります。テレアポは短期的に成果を上げることを目指しますが、インサイドセールスでは見込み顧客の育成を行うため長期的に活動しなければなりません。短期的に成果を上げるのではなく、あくまでも長期的なコミュニケーションを通して見込み度を高めることで、確実に商談につながる顧客を生み出すことが求められます。